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仮定法 (Zero / 1st / 2nd / 3rd Conditional)
「もし〜なら」の4段階
事実 / ありえる未来 / 現実でない今 / 過去のIFの4種。どれを使うかで気持ちが変わる。
Zero: If + 現在形, 現在形 (一般的事実)。1st: If + 現在形, will + 原形 (ありえる未来)。2nd: If + 過去形, would + 原形 (今の非現実)。3rd: If + had + 過去分詞, would have + 過去分詞 (過去のIF)。
深掘り
なぜそうなるか
仮定法は『現実から1段階離れた仮想空間』を時制のずれで表現する仕組み。動詞を1段階過去にずらすことで『今の現実ではない』と合図する (= backshift)。〈If I had more time〉の had が過去形なのに『今』を指すのはこのため。3rd Conditional は2段階ずらして『過去の現実ではない』を示す (had + 過去分詞)。
使う場面
(1) Zero (科学的事実):〈If you heat ice, it melts〉(2) 1st (ありえる未来):〈If it rains, we'll stay home〉(3) 2nd (今の妄想):〈If I were rich, I'd quit my job〉(4) 3rd (過去の後悔):〈If I had studied, I would have passed〉。
日本人がやりがちなミス
(a) If 節に would を入れる:〈If I would have time〉× → 〈If I had time〉○。If 節は時制を過去にずらすだけで助動詞は不要。(b) 2nd の were を was にする:〈If I was you〉は口語では許容だが試験/フォーマルでは〈If I were you〉が正式。
似た構文との違い
1st vs 2nd: 〈If it rains tomorrow, I'll stay home〉(雨が降る可能性は十分ある) vs 〈If it rained tomorrow, I'd stay home〉(降らないと話し手は思っている)。同じ未来の話でも、可能性の見積もりで時制を選ぶ。
覚え方のコツ
仮定法は『時制を過去にずらす = 現実から離れる』と覚える。Zero/1st は現実寄り (現在/未来)、2nd は今の非現実 (過去にずらす)、3rd は過去の非現実 (大過去にずらす)。〈If + 主語 + 過去 → would + 原形〉のテンプレを暗唱。were は『仮定法の儀礼語』(I were, He were)。
例文
- If you heat ice, it melts.氷を熱すれば溶ける。 (Zero)
- If it rains, we'll stay home.雨なら家にいる。 (1st)
- If I had more time, I would travel.時間があれば旅行するのに。 (2nd)
- If you had told me, I would have helped.言ってくれていれば手伝ったのに。 (3rd)