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受動態 (Passive Voice)
誰がやったかより「何が起きた」が主役
行為の受け手にスポットを当てる。ニュースや説明で頻出。
be動詞 + 過去分詞。動作主は by ... で示す (言わない場合も多い)。時制ごとに be動詞を変える: is done / was done / has been done / will be done。
深掘り
なぜそうなるか
受動態は『行為の受け手』を主語に持ち上げて主役にする装置。be 動詞は『状態の存在』、過去分詞は『〜された状態』を表す。〈The bridge was built〉= 橋が『建てられた状態にあった』が直訳。動作主 (誰がやったか) を背景に押し下げ、対象 (何が起きたか) を前に出す。
使う場面
(1) 動作主が不明・無関係:〈My wallet was stolen〉(誰がやったか分からない/重要でない) (2) 説明書・取扱説明:〈The button is pressed to start〉(3) 学術論文:〈The data was analyzed〉(誰が分析したかより、データ自体が主題) (4) ニュース:〈A new law was passed〉(5) 客観性を保ちたい時。
日本人がやりがちなミス
(a) 自動詞を受動態にする:〈The accident was happened〉× → 〈The accident happened〉○。happen / occur / arrive / die など『起きる』系の自動詞は受動態にできない。(b) 〈I was born〉は受動態 (生まれさせられた) — 日本語の『生まれる』(自動詞) と感覚がずれるので注意。
似た構文との違い
能動態 vs 受動態: 〈Shakespeare wrote Hamlet〉(能動: シェイクスピアが主役) / 〈Hamlet was written by Shakespeare〉(受動: ハムレットが主役)。同じ事実でも視点が変わる。エッセイの書き出しは能動 (人が主役)、説明文は受動 (物が主役) が定番。
覚え方のコツ
受動態 = 『be + 過去分詞』のセットで『〜される』。時制は be 動詞で表す: is/are eaten (現在) / was/were eaten (過去) / has/have been eaten (現在完了) / will be eaten (未来)。動作主は by ... で示すが、ニュースや学術では省略が多い。
例文
- English is spoken in many countries.英語は多くの国で話される。
- The bridge was built in 1920.その橋は1920年に建てられた。
- Dinner has been prepared.夕食はもう準備されている。