英語学習アプリの選び方 — 動画型・単語帳型・添削型の違い

公開 / 約 6 分で読めます

英語学習アプリは、どれが優れているかではなく、何を鍛える道具なのかで分かれます。動画型は理解と聞き取り、単語帳型は記憶、添削型は産出を担当します。この記事では 3 つの型の違いと、今の詰まり方から選ぶ基準を示します。

3 つの型は役割が違う

英語学習アプリを比べるとき、機能の多さで並べても選べません。鍛えている力が違うので、同じ土俵に乗らないためです。大きく分けると、動画や音声を教材にする動画型、語彙の記憶を担当する単語帳型、書いた英語に指摘を返す添削型の 3 つになります。

どれかひとつで全部をまかなうことはできません。順番としては、理解できる英語を増やし、出会った語彙を記憶に残し、それを自分で使ってみる、という流れになります。今どこで詰まっているかによって、優先すべき型が変わります。

動画型 — 理解と聞き取りを担当する

動画や音声を教材にする型は、実際に使われている英語をそのまま扱えるのが強みです。文脈、音、語彙、話し方が同時に入ってくるため、教科書で切り離して学んだ知識が実物と結びつきます。聞き取りを鍛えられるのは基本的にこの型だけです。

弱点は、記録が残りにくいことです。見て理解しただけでは、翌週にはほとんど残りません。復習の仕組みを別に持たないと、時間のわりに積み上がらない型でもあります。選ぶときは、動画の中で出会った表現をあとから復習に回せるかどうかを見ます。

単語帳型 — 記憶を担当する

語彙を計画的に増やす型です。間隔を空けて出題する仕組みを持つものが多く、記憶の保持という一点では他の型より確実に働きます。試験対策のように、覚えるべき範囲が決まっている場合には最も効率がよい選択肢です。

弱点は、覚えた語が使える形で入らないことです。訳語だけを覚えると、読めるけれど自分では出てこない語彙が増えます。例文つきかどうか、そして自分が実際に出会った文を登録できるかどうかが、選ぶときの分かれ目になります。

添削型 — 産出を担当する

書いた英語に対して直しを返す型です。理解しているつもりの文法が実際には使えていない、という差が一番はっきり出ます。入力を増やすだけでは気づけない弱点を見つけるのに向いています。

弱点は、書く材料がないと始まらないことです。語彙も構造も足りていない段階でいきなり書こうとすると、何も出てこないか、同じ簡単な文だけを繰り返すことになります。ある程度入力を積んでから使うほうが効きます。

今の詰まり方から選ぶ

読めるが聞き取れない

文字なら理解できるのに音になるとわからない場合、必要なのは音と文字を結びつける経験です。動画型を軸にして、聞き取れなかった箇所を字幕で照合する使い方をします。単語を増やしても、この症状は直りません。

意味はわかるが言葉が出てこない

読めるし聞けるのに話せない、書けない場合は、産出の練習量が足りていません。添削型を足し、覚えた語彙を実際に使う場を作ります。

同じ単語を何度も調べている

調べた語が定着していないなら、復習の仕組みが欠けています。単語帳型の機能、とくに間隔を空けて出題する仕組みを持つものを組み合わせます。

型を問わず確認しておきたい 3 点

無料のまま試せる範囲

自分に合うかどうかは、数日使ってみないとわかりません。課金前にひととおりの流れを試せるか、試用期間があるかを見ます。試用に支払い情報が必要な場合は、解約の手順と期限も先に確認しておきます。

記録を持ち出せるか

覚えた単語や学習履歴は、時間をかけて積み上げる資産です。別の道具に移りたくなったとき、書き出せるかどうかで移行のコストが変わります。書き出し機能の有無は、使い始める前に見ておくと後悔しません。

1 回の学習が短く区切れるか

毎日続けるには、5 分で区切れる単位があることが条件になります。1 回の学習に 30 分かかる設計だと、忙しい日に飛ばすことになり、飛ばした日から戻れなくなります。

Miivo がどこに位置するか

Miivo は動画型を軸に、単語帳と間隔反復の復習を同じ画面につないだ学習プラットフォームです。動画型の弱点である「残らない」を、保存と復習で埋める構成になっています。英作文に AI が指摘を返す機能もありますが、中心はあくまで動画からの理解と復習です。

無料プランでも登録すれば月 10 本の動画と基本機能を使えます。合わないと感じたら別の型に移ればよく、最初に選ぶ 1 つを決め切る必要はありません。大切なのは、今の詰まり方に合った道具を使うことです。

Miivo の機能

続けて読む

← ガイド一覧へ戻る